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三国志、日本の風習の中にある易学(陰陽五行思想)

三国志_地天_易
こんにちは 易経マスタ―女子@なおみです。


先日、なんとなく入った喫茶店
三国志の漫画があったので読んでみました。

三国志
もともとそんなに強い興味はなかったのですが


大好きなアンディラウが
主役「趙雲」を演じた三国志の映画をみてから
興味を持つようになりました。

その三国志の中で劉備関羽張飛の3人が
宴会にて義兄弟の誓いを結ぶシーンがあります。

桃園の誓い」というのですが
今朝、ちょっと気になって
Wikipedia先生で調べてみました。

ja.wikipedia.org

そしてWikipediaをみて

誓いと宴の場に
易(陰陽五行)の思想が
組み込まれていることに気づき
感動をしています。


ja.wikipedia.org


画像をみると分かりやすいのですが

捧げものである

白馬(手前)⇒天
黒牛(白馬の上)⇒地

易経 64卦(No.11) 地天泰 
義兄弟の契りに形成されているのが分かります。


地天泰
天地が和合し、天の恵みが地に施され
そこに生息するものが育つ。
民衆(人)を安泰に導
衣食住の安らかさをも意味します。

王朝末期の動乱の中から
大義」をもとに国と民を導き
天下泰平にむけての誓いにふさわしい場だなと
小さく感動をしました。

重陽_菊花酒_陰陽五行_易_202007

易、陰陽五行思想

自然哲学、人生哲学、占い、戦法、食療法
広い範囲で応用され

日本の行事・食生活・風習の中に
仏教の中にもそのおしえが根付いています。

例えば(旧暦)の9月9日は
重陽(ちょうよう)の節句

陰陽五行説では「奇数は陽数」とし
陽の最高数である「9」は

陽数で一番大きい「9」が二つ重なる
9月9日は、とてもおめでたい日とされ

日本でも「菊の節句」として親しまれ
各地で菊を愛でる会が各地で開催されます。

また、菊には薬効成分があるため
菊の花を浮かべたお酒
「菊花酒」を飲み長寿や天下泰平を祝う
風習が受け継がれています。

江戸時代においては
五節句の中で最も公的な行事とされ

武家ではこの日に
菊の花を酒にひたして飲み
出世や長寿を祝いました。

また、「菊」という字は
たくさんの「米」を 一箇所に「集める」
という意味があり

農村では穀物の豊作に感謝と祈りを込めて
粟ごはんやお餅を食べたそうです。

まだまだ沢山あるのですが
そろそろランチタイムも終わるので

また、機会をみてご紹介できればとおもいます。