月めぐり®︎ ネコのお告げ〜心・からだ・人生をゆるりと整える〜

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湯島天神を楽しむ〜季節の花・植物と八卦・開運〜

湯島天神_季節の花_梅_桜_神社仏閣_開運_運気_ネコのお告げ_20210323top

日曜日、お彼岸のお参りに
上野御徒町へ行ったので
湯島まで足を伸ばして散歩を楽しみました^^

湯島天神

www.yushimatenjin.or.jp


毎年12月になると関東各地から合格祈願のために
本当に多くの方が訪れ
おり重なった絵馬が道まで届く光景がみられます。

湯島天神は 458年に建立された
非常に歴史の古い神社。

御祭神は
天之手力雄命

菅原道真

菅原道真は無実の罪で福岡に左遷されてしまい
その後、京に戻ることは叶いませんでした。

福岡へ旅立つ時の有名な句
「東風(こち)吹かば匂ひおこせよ梅の花
 あるじなしとて春を忘るな」


意味
「わが家の梅の花よ、東風が吹いたら、
私(のいる大宰府)まで匂いを届けておくれ。
主人がいないからと言って春を忘れてはならないよ。」

切ない和歌です。

道真の自宅には見事な梅の木があり
幼少の頃から和歌を嗜み
子供の頃に作った和歌がこちら

梅の花 紅の花にも 似たるかな
 阿呼がほほにも つけたくぞある」


梅に対する一方ならぬ思い入れがあるようで
「梅」に関連する和歌が多く残されています。

そのため
全国の菅原道真公を祀っている天神様は
シンボルが「梅」のマークであり
菅原道真公愛された梅を神木とされています^^

道真公の学問に対する偉業そして人柄から

天神様は文道の大祖として
文学・詩歌・書道・芸能の神様
慈悲の神として崇められるようになりました。

雑学ですが
落語「初天神」の舞台にもなっています^^

 

湯島天神の楽しみ方〜季節の花・植物と八卦・開運ポイント〜

梅の花で有名ですが
実は他にも見所がたくさんあります^^

ボケの花がちょうど見頃が終わり
散りかけていましたが
綺麗な紅の花を咲かせていました。


境内の中央には梅の園があり
毎年梅祭りが開催されます。

湯島天神の梅の実で梅酒が作られ
販売されているので

お酒が好きなかたは
飲む際に手を合わせ感謝を述べてから召し上がり
天神様のご利益をいただきましょう♪


陰陽五行_湯島天神_馬酔木_季節の花_20210323

2月下旬ごろから春先まで
可愛らしい鈴なりの花で
和ませてくれるのは「馬酔木(あせび)の花

花の形はすずらんに似ています^^

白とピンク色の花があるのですが
白い馬酔木は清楚で可愛らしい妖精のようです。

馬酔木の花言葉
「犠牲」「献身」「純粋な心」

菅原道真公の人生を考えると
相応しい花が境内に添えられているのもしれない
そんなふうに思いました。

馬酔木の花のように
「鈴なり」に咲く花や実がつく植物は
「金運」「物に恵まれる」という
縁起担ぎもあります♪


ビロードのように庭園の地面を覆うコケ類

iphoneで写真をとっているので
色合いが綺麗に映らず・・・
(もう少し緑色で光沢があり綺麗なのですが)

「母性愛」「信頼」「物思い」
地を這う苔には3つの意味があり

八卦の「地(坤)=母」の象徴の1つです。

母性というと女性の特権のように思えたり

母性愛というと
なんだか気恥ずかしいような
大ごとにも感じるかもしれません。

*誰かを愛おしいと思う気持ち
*見返りを求めず心を込めて接する

こんな「慈しみの心」が母性愛の「徳」

心と豊かに
そして思いやる気持ち
優しい穏やかな気持ちなりたい時は

肩の力を抜いて「苔」を眺めながら
2〜3分間ゆったりと呼吸をする
プチ瞑想はおすすめです^^

または苔玉
「家庭円満」「心の平穏」のための
お守りアイテムとして
お部屋に飾るのも良いですね♪

www.y-michikusa.com


我が家は猫がいたずらするので
植物を室内に置けないのが残念です(T_T)

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手水に落ちた一輪の椿の花が水に映る姿はいとをかし。

 

湯島天神_季節の花_庭_神社仏閣_開運_運気_易占い_八卦_ネコのお告げ_2021032304

庭園の表側の通路から見る方がほとんどですが
実は裏側にも回れます。

池と手水の裏側から見るとこんな風景が。

苔の上に落ちた椿の花。

朽ちた花を汚いと思うか
美しいと思うか。

どちらもあなたの感受性で
正解不正解はありませんが
そこに人の価値観が現れます^^


人も植物も
生を受け、誕生し、成長、老い、死
このサイクルを繰り返します。

生=死であり死=再生なのです。

大地は「死」を受け止め腐熟させ
再生を育む母の胎内のようなもの。

アスファルト舗装が多い中
大地に落ちた花は
きっと幸せなのかなと思います^^


死・朽ちる・何か終わることは
何かとネガティブに捉えがちです。

それらを「ポジテイブ」に
受け止めるために

恋愛、勉強、仕事、育児でも
何を成し遂げたのか?より

どう生きてきたか?
何を思って生きたか?
そこに愛はあったか?

現実を受け止め
自分の人生と正直に向き合い
自分の人生を愛し
人や物事を愛する気持ち
自然や誰かに生かされている感謝の気持ち

そんな心持ちで
人生を過ごすことの方が

肩書き、偉業、成果、
お金よりも大切なのかなと
個人的に感じています。

もちろん結果を出すことも大切ですが
その根底にある志・愛に基づいて
生きることが

人生を豊かにし
死をポジティブに受け止める
寛容さに繋がるのでは?と
考えるようになりました。

「椿の花が地面に落ちている」
易を学んでから
こんな何気ない日常の中の出来事や風景から
色々な気づきを
時には喜び・ワクワクを得ています^^


さて、湯島天神の中に
かなり「ひっそり」と建立されているのが
「火伏せ」の神様。

シュッとした
スリムでスタイリッシュなお狐様に
守られています^^

その昔、江戸時代の江戸の名物は
喧嘩・火事・花火と言われ
特に「大火災」が多く

現在の秋葉原を中心に
「火伏せ(火災よけ)の神様」である
秋葉権現様の信仰が流行しました。

町ごとに「火伏せ、火鎮め」のために
お稲荷様が祀られており
その名残が都心に残っています。

気づかずに通り過ぎてしまう人がいるくらい
ひっそり立っているのでお見逃しなく。

→銅鳥居の脇にお稲荷様がいらっしゃいます。

ご自宅の火災よけのために
ぜひ手を合わせてお参りください。


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境内の外になりますが
こんな朽ちた煉瓦塀が残っています。

明治〜大正お初期には流行った煉瓦塀
蔦と剥がれ落ちたレンガの風合いが
レトロで素敵な雰囲気です。

神田〜湯島・根津のあたりは
ごくわずかですがレトロな佇まいが残っている
街並みがあり

そんな風景を楽しむのも
神社仏閣めぐり、散歩好きのかたに
おすすめしたい隠れスポットです。

レンガの壁には
「障害」「忍える力(努力)」「整然」「秘密」
こんな意味があるので
心に響いた言葉から
深層心理をひきだすのも面白いですよ^^


あと3つ
陰陽五行的な開運ポイントがあるのですが
それはまたいずれ

コロナの状況がもう少し落ち着いた頃に
漢方ツアーでご案内したいなと思います。

 

占い・薬膳・瞑想で心・カラダ・人生を癒し
元気で軽やかな人生を

☆ネコのお告げ@木花☆

易経マスター女史
漢方上級スタイリスト・薬膳養生指導師
英国IFPA認定アロマセラピスト
国際シンギングボウル協会認定講師