こんにちは木花です。
今日の横浜は26度と夏日
少し蒸し蒸しするお天気で梅雨の到来を感じます。
昨年の晩秋に
鎌倉のお寺で蓮の種を頂きました。
蓮は中国から渡来し
奈良時代には万葉集に蓮の和歌も作られており
また、仏教では極楽浄土に咲く花とされ
古くから慈しまれています。
ヨガなどを楽しまれている方には
馴染みのあるお花ですね^^
珍しい錦蘂蓮(キンズイレン)という
八重咲きの古代種
そして
酔妃蓮(スイヒレン)
貴重な2種類の蓮の種を頂いたので
Facebookとブログで育てたい方を募集をし
少しずつですが皆さんにお裾けできました。
4月〜5月が種を仕込む時期なのですが
コロナの状況下
何か新しいことにチャレンジしてみたいという
気持ちが湧いてきたので
母の命日から蓮を育てよう思い
5月9日に蓮の種を仕込みました^^
参考にしたのはこちらのブログ
蓮種からの育て方解説 | 高田本山の蓮図鑑 | 真宗高田派本山 専修寺
土を練ったり、水の入れ替え
(化学合成肥料や防腐剤を使わない場合は)
雑菌やボウフラがわかないように
メダカやタニシを水鉢入れて飼育をしたり
葉ダニやアブラムシがつかないようにしたり
かなり手間がかかります・・・
ガーデニング好きな方は別ですが
安易に手を出してはいけません^^;
私はまず「種」を削る過程で四苦八苦・・・
種の底を紙やすりなどで
内側の内膜の部分が見えるまで削ります。
簡単と思いきや硬いのなんの・・・
指が痛くなるし汗だくでした(苦笑)
5つ削って疲れました・・・
写真のような感じに穴が登場するまで削ります。
中の種を傷つけないように
しなければならないので意外に神経を使うので
余計に疲れました(苦笑)
カップやグラスなどの容器に種を入れ
水をたっぷり注ぎます。
浮いてくる場合もありますが
気にしないで大丈夫のようです。
水は灰汁のようなものが出て?濁りったり
初日〜2日は少し茶色くなります。
昼間は室内の日光に当たる場所に置き
1日1回水を変え、3日目に発芽。
5日目で1cm芽が伸び
種に割れ目ができます。
6日目がこちら。
(1〜2cm位の芽がニョキッと♪)
この種だけなぜか発育がよく
6日目で芽が5cmくらいに^^
蓮は粘度の高い土が必要で
田んぼの土「田土」を練りあわせて
土台を作りそこに植え水を張ります^^
水栽培の植物を
「ボウフラ(蚊の幼虫)」などの害虫から守り
また水が濁らず雑菌を防ぐよう
水の中にメダカやタニシを数匹放つと
巷でひっそり流行っている
ビオトープになるようです^^
元々園芸は苦手で、土の作り方、ビオトープ
今まで関わりのなかったことに挑戦するのは
不安もありますがやはりワクワクします。
何事も「形」から入るので
インターネットで水鉢を探したり
イメージを膨らませるのも楽しい時間です。
種を削るのは指が疲れるし
発芽しない種もありガッカリしたり・・・
これから土を作る過程もあるので
正直、慣れない大変さもあります。
でも
今までと違うことにチャレンジする
新しいことにチャレンジするって
「いいね!」と
蓮を育てることで改めて実感しました^^
普通の生活から
何かを大きく変えたり
やってみたいことに挑戦するのって
人によってはなかなか腰が重く難しいと思います。
でも
「案ずるより産むが易し」という言葉があるように
頭の中であれこれと考えているより
「やってみる」方が人生楽しい。
そのままでいるか?
やってみるか?でも
人の人生は小さくと大きく変わります。
一歩踏み出すことで
皆さんの新しい扉が開き
違う楽しさや経験が得られますように^^
<蓮の花の和歌>
「ひさかたの雨も降らぬか蓮葉に溜まれる水の玉に似たる見む」
風情が浮かぶ綺麗な歌です。
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