こんにちは木花です。
先週末のことになりますが
四谷怪談でも知られている
お岩さんをお祀りしている「於岩稲荷田宮神社」
その向かいにある「陽運寺」へ
お守りを返納がてら散歩に行ってきました。
最寄駅は丸ノ内線の四谷三丁目駅
徒歩5分ほどでしょうか。
ちなみに現代風に整えている
「陽運寺」に「お岩稲荷」と書いてある提灯のせいか
こちらをお参りする方が多いのですが
お岩様縁の祠があったと伝えられいますが
こちらは日蓮宗のお寺です。
正統な起源・由緒はあくまで田宮神社で
現在も田宮家の当主が宮司を務められています。
正式に祀られているのは
「於岩稲荷田宮神社」の方なのでお間違えなく^^
「於岩稲荷田宮神社」
御祭神:豊受比売大神・田宮於岩命
江戸時代、四谷左門町は下級の武士の家が多く
その中の1つが田宮家
こちらの神社は「田宮家の邸内」に
田宮家が「社」として建立した神社です。
(簡単に言えばお岩さんの実家に建てられた神社)
当時は士農工商という厳しい身分制度があり
武士は上の位にも関わらず
下級武士は商人よりも薄給であったため
収入の少ない夫をお岩が支え
家を切り盛りし
内助の功と豊受比売大神様のご利益で
田宮家のお家柄を立て直したことから
いつしか「於岩稲荷」として崇敬され
お岩が他界したあとは
豊受比売大神とともにお岩さんが祀られています。
境内には「お告げ」をいただけます。
右脇の縁側に書き置きの紙札が4列になり置いてあり
それぞれいちばん上にある紙札の中から
一番気になった言葉を持ち帰り
自分へのメッセージと思い心に留めて過ごし
より良いご利益をいただきましょう^^
私は陰陽五行の「木の徳」である「仁」についての
お言葉を頂いてきました。
江戸時代の娯楽として作られた講談話で
怪談として有名になってしまいましたが
本当は夫を支える貞淑な妻だったお岩さん。
陽運寺は
縁切り縁結びの御利益をうたったことから
「縁切りのイメージが強いのですが」
於岩稲荷田宮神社は
五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、夫婦円満
開運などのご利益がいただけます^^
おどろおどろしい場所ではないので
ぜひ清々しい気持ちで
祈りの時間をお過ごしください。
「陽運寺」日蓮宗寺院(身延山久遠寺が総本山)
日蓮上人、鬼子母尊神像、弁財尊天像、大黒尊天像を祀る。
於岩稲荷田宮神社の向かいにある陽運寺は
境内に緑が多く癒される空間です^^
竹、紅葉、シダ類、苔の小道に導かれ
季節の花「ホトトギス」が1輪飾られた
龍神の水と言われる手水で手を清めます。
季節の花、さりげない施しが嬉しいですね^^
凛々しい狛犬
境内のちょっとした空間にミニ盆栽が飾られており
とても趣があり癒されます。
境内の中の一角にカフェスペースができていました。
そのなも「うくらいま食堂」
野外スペースですが軽食とカフェ類が楽しめます。
4人掛け2つ、2人つ掛け2つの
ミニスペースカフェなので
あっという間に満席になります。
ランチを考えている方はオープンすぐに行く方が良いかも。
この日は夏日で10月にもかかわらず29度あまりの暑さに「アイスほうじ茶ラテ」を♪
蚊取り線香のほのかな香りと緑の香り
そしてほうじ茶の香ばしい風味に癒されて
お寺を後にしました。
10分も歩けば新宿御苑(公園)と四ツ谷駅
お散歩コースとしてもオススメのスポットです^^
お時間・ご興味あればぜひお尋ねください。