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忘れられないSF作品「たったひとつの冴えたやりかた」ジェイムズ・ティプトリー・Jr.

今週のお題,SFといえば,たったひとつの冴えたやりかた,20220727top

今週のお題「SFといえば」
小学生の時から本を読むのが好きで
20歳までは月に10冊以上は読んでいました。

中でも圧倒的に多いのがミステリー(推理小説
そしてSF作品です^^

中でも、印象に残っているのがこちら

www.hayakawa-online.co.jp

16歳の誕生日のプレゼントに
両親からもらった宇宙船を改造し
憧れの銀河へ旅立った女の子の話。

この本が日本語に翻訳された後
作者であるジェイムズ・ティプトリー・Jr.が自殺し
この世をさったセンセーショナルさもあり
余計に印象深い一冊です。

ジェイムズ・ティプトリー・Jr.の作品は
軽快で明るく
SF特有のどこか憂いを帯びた感じの
ものも多いのですが

この作品は特に感慨深く
当時、学生だった私は
通学途中の電車の中で泣きました。

ただ悲しいというよりも
女の子の決断に対する感動です。

ネタバレになってしまうので
詳しく書けないのが残念ですが

16歳の可愛いあどけない少女が
大人も顔負けの冷静な判断で
愛と勇気を持って
自分より大切な何かを守るための決断
葛藤、愛。

最後の結末。

涙が滲んだのは
きっと私だけではないと思います。

海外ではヒューゴー賞ネビュラ賞受賞
日本でも星雲海外賞などを受賞している
昭和を代表する女流SF作家
ジェイムズ・ティプトリー・Jr.の
たったひとつの冴えたやりかた

ネットで「あらすじ」や「ネタバレ」を読まず
ぜひ手にとって味わってください^^

★木花★