朝、鳥のさえずりを聴きながら
ベランダで深呼吸での瞑想。
冬の朝、凛とした静寂と空気感は好きなのですが
寒さがとても苦手な私には
一番冷え込みのきつい外での朝の瞑想はそろそろ控え
窓を開けて新鮮な空気をとりこみ
室内で瞑想に切り替えます^^
今月から初心に戻り
12月から瞑想の機会や時間を増やしました。
今日は初めての方でも取り入れやすい
シンプルで簡単だけど効果も感じやすい
香り瞑想についてお伝えします。
瞑想の種類
瞑想には
●止の瞑想
●観の瞑想
大きく分けて2つの種類があり
その2つからさらに枝分かれをし
色々な瞑想方法があります。
「止の瞑想」
簡単に言えば思考をとめる瞑想法です。
●タイの高層の方に教わった
空を30分~1時間眺める「空」の瞑想
●マントラを108回唱える瞑想
●呼吸だけに意識を向ける瞑想
●風、香り、光、音など
「何か」を感じる瞑想
「観の瞑想」
簡単に言えば「感じる」「観察する」瞑想法です。
●ボディースキャンの瞑想
(頭、首、肩、皮膚、内臓、呼吸、感情などを感じ観察する)
●動作・動作による生じるものを観察する瞑想
(食べる、歩く、物事の動作全て)
●心の形成(感情など)に気づき変化させる瞑想
(マインドフルネス)
そのほかにも色々あり
先導者の数だけ方法があるといわれています。
それぞれ役割があり
「止」「観」どちら良いと
決めることはできないのですが
個人的には両方を偏りなく行うと
より効果が得られるのを感じます。
初心者、上手くできないときにおすすめな瞑想方法
初心者にはどんな瞑想が良いのか?と
質問をいただくことがあるのですが
「止」の瞑想は
どうしても「雑念」が気になったり
マインドフルネスは
「幸福感」「怒りを手放し自分と相手を許す」
感覚を得ることは初心者~2年目くらいの方には
難しく思います。
生きていることに感謝をする
生きていることの幸福感・喜び
その気づきは得られやすいのですが
反対に
自分のマイナスを全て受け止め
自分と相手を許すって
人間なかなかできない究極の慈愛ですから
ハードル高いので
先導者、セラピストの指導がないと
現実一人での瞑想はなかなか難しいと思います^^;
初めのうちは一人で行うことに
不安や満足感がえられにくいので
場所を選ばずいつでもどこでもできる
●一番シンプルな呼吸瞑想
●「香り」「音」「風」を感じる「観の瞑想」
この2種を
瞑想が思うように集中できない
難しいと感じるかた
初心者のかたにおすすめしています。
香り瞑想~初心者、入門におすすめ・バリエーションを増やしたい方に~
生徒さんのレッスンで
また瞑想会のイベントなどでよく使うのが「塗香」を使った
香り瞑想をご紹介します。
レンタルスペースなど
お借りする会場のほぼ100%が
強い香りNG、火気NG。
(内緒でやるかたも多いですがトラブルの元・・・・)
アロマキャンドル、アロマスプレー、
お香は使えないので
そこで活躍するのが「塗香」です。
お香の煙が苦手な方にも喜ばれています^^
「塗香」は
密教では仏に捧げる「六種の供物」の1つ。
西暦600年ごろから日本でも使われ
●寺院での修行する際に身を清める
●仏像の穢れを払う
●邪気払い
などに利用され今なおその風習が残っています。
(現在では、写経をする際に使われることもあります)
天然香木やクローブなどのスパイスが原料で
細かい粉にし使います。
少量を手の平にのせ両手で挟み
手の熱で香りを引き立たせ
そのまま頭頂から丹田まで
塗るようなイメージで体にあててゆき
身を清めます。
お清めの塩と同じような意味がありますが
良い香りは気持ちを鎮め穏やかにするので
単なる儀式や浄化だけではなく
●ストレスが溜まっている
●気持ちが鬱々する
●雑念が多い、集中できない
●頭から特定のことや感情が離れない
など、気の流れが滞っている
気持ちがざわついている、集中力がないと感じる時など
塗香を使って香り瞑想してみていかがでしょうか^^?
塗香をつかったシンプルな瞑想法
文章でなくと長くなりますが
方法はいたってシンプルです。
①手に「耳かき山盛り1杯」くらい(指で2つまみくらい)を乗せ
②両手で挟み、3~4回こすり合わせます
③おでこの上あたりに軽くふんわりと両手を当て3回深呼吸
④両手で顔を覆い(肌にふれずに)香りを感じながら
ゆったりと深呼吸10回
⑤最後に丹田(おへその下)に両手を当て
手の温かみを感じながら
また残り香を感じながら3回深呼吸
以上で終わりです。
もともと時間をかけずに
気軽にできる瞑想法ですが
オフィスなどでじっくりできないときは
超ショートバージョンで。
③をぬかし、④の深呼吸を3回に
1分ちょっとでできます^^
ほんのいっときでも雑念から離れ
自分の感覚にもどり心身一如を促すことで
気持ちも落ち着きます^^
外でイラついたとき
ショックをうけたとき
仕事・勉強に集中したいとき
気持ちを落ち着けたいとき
なんとなく空間のにおいが
自分のにおいが気になるとき
少量を100円均一などで購入できる
小さなボトル(醤油入れ、化粧水入れなど)に入れ
携帯すればすぐに使えるので便利です。
アロマセラピーで使用する精油で
ボディースプレーを作って
塗香と同じように香り瞑想も可能です^^
香りの幅も広く明るいイメージのものが多いため
女性にも人気で選択肢も多いのです。
●香りが広範囲に広がるので
周囲の人の好みに左右され
相手に配慮する必要性がある
(オフィスなどでは使いにくい)
●小動物や猫がいるお宅では
使える精油の種類が限られる
●種類によっては高価
(ラベンダー、柑橘系は無農薬でも1000円台ですが
それなりに良い品質のサンダルウッドや
ハーブ系の精油は3000前後~6000円と高価)
などのデメリットもあるので
状況に合わせ
お好きな方を使うとよいかなと思います。
塗香もたくさんの種類があり
1000円以内で少量からも購入できるお店もあるで
ぜひ探してみてください。
今、神社仏閣では手水を封鎖しているところもあるので
手と心を清める代わりとして塗香をつかうのも
おすすめの活用法です。
ぜひ瞑想がうまくできない・・・と感じているとき
または瞑想のバリエーションをふやしたいかたは
お試しください^^